| タイトル |
男はつらいらしい |
| 著者・編者 |
奥田祥子 |
| 出版元 |
新潮社 |
| 分類 |
男性論 |
| 請求記号 |
367.5 オ |
「男はつらいらしい」・・・何となく興味を抱き読み始める。「しんどいのは女性や若者だけじゃない。働き盛りの男たちこそ誰にもグチを言えぬまま戦っている。心身の不調に悩みながらも、仕事に家庭に恋愛に頑張っている。おやじ「男」にもつらい時はある」と記されている。 「もしかしたら?」と思っていたら、著者が某週刊誌の女性編集者と聞き思わず納得した。
本書は、「結婚できない男たち」「更年期の男たち」「相談する男たち」「父親に「なりたい」男たち」の4部で構成されており、私が特に関心を持ったのは「更年期の男たち」だ。更年期障害は男性にもあると以前聞いたことがある。症状の程度に若干の個人差はあるものの、精神症状、身体症状、性機能症状が一体となって現れ、「男らしさ」が邪魔をして誰にも言えず苦しむ人が多い。
「男らしさ」と言われるもの(稼いで妻子を養い、守らなければならない。弱音を吐いてはいけない。感情を表に出さずに黙っているなど)が常に付きまとい、それ故に悩み苦しむのも事実である。「そんなものは捨てればよい」「こだわっているのはバカみたい」と思う人も多いかと思うが、簡単に捨てきれないのが「男たち」特有の姿でもある。
「男はつらいらしい」となっているが、「男にもつらい時がある」と置き換えて読んで頂きたいと思う。男女を問わず人生には泣きたい時、愚痴りたい時があり、我慢が必要な時もある。世のオヤジ諸氏の方々よ、「元気を出そうぜ!」とエールを送りつつ、一方では「そうだよな・・・」と同感しながら、あっという間に最終章へ。
男性だけでなく女性や若者に是非とも読んで頂きたい1冊だと思う。
(サンフォルテ施設サポーター記) |
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| タイトル |
だれだってネオパパ
男の子育てのススメ |
| 著者・編者 |
あいはらひろゆき |
| 出版元 |
岩崎書店 |
| 分類 |
家族 |
| 請求記号 |
367.3 ダ |
「ネオパパ」と「オールドパパ」、この言葉をご存知だろうか?会社より家庭を重視し、父親であることを積極的に楽しむ、そんな父親たちを「ネオパパ」、何事も会社を優先し、家事・育児を母親に任せっきりにする従来の父親を「オールドパパ」と、著者と研究プロジェクトが名づけたものである
「ネオパパ」は父親になったことをきっかけに、育児や家事に積極的に関わり、それらが「負担」ではなく「可能性」ととらえる、新しい感性の持ち主である。彼らの共通の特性は、家族を大事にしている自分をかっこいいと思い、価値観を共有し、子ども関連商品に対する消費意欲、子どもの教育への関心や食育への意識が高いという調査結果が出ている。
「オールド」が「ネオ」に変化した背景には、90年代後半に起きた銀行・企業の破綻とデフレ不況、従来の年功賃金と終身雇用の実質的な崩壊がある。また、企業のグローバル化による低賃金の労働力や多様性経営のうえに、少子高齢化という大きな要素が加わった。そうした社会背景の中で「自分らしく生きたい」と願うライフスタイルが多様化した。
もはや「ネオパパ」でないと、共稼ぎは成立しにくい、時代の要請なのである。「ネオパパ」は「ネオママ」に支えられている。「働く女性たちの座談会」にネオパパ生活を楽しむためのヒントがある。今、時代は確実に「ネオパパ」へと向かっている。これからのパパたちにとって、活力を生み出すとともに、実情がよくわかり納得できる興味深い一冊である。
(サンフォルテ施設サポーター記)
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| タイトル |
新米パパは育休さん
仕事と育児の両立をめざし |
| 著者・編者 |
石井憲雄 |
| 出版元 |
産経新聞出版 |
| 分類 |
子育て |
| 請求記号 |
599.04 イ |
育児休業法が制定されて久しい。しかし、まだ男性の育児休業取得者は少ない。この本は、8ヵ月の休業をとった男性の育児体験記である。著者は県庁職員。男女共同参画社会の実現には、体制の整った公務員が率先しなければと取り組んだが前代未聞のことだった。
オムツの取り替えから始まる育児は、1日目からオシッコの洗礼を受けた。泣き叫ぶ赤ん坊を横に食事も楽にとれず、夜も散歩を強いられた。育児ノイローゼになる人の気持ちが分かったという。昼間、子どもを抱える父親なんていない。育児教室に行けば、招かれざる客・・・。それでも赤ん坊を通して、いろんな人と出会い、赤ん坊からも学ぶものがあることを知る。どのページを読んでもほほえましい。
休業が明けた後も、子どもと接する時間がとれないものかと服務規定を検討した。ついに「育児時間」「時間外労働制限」等を利用して、約8ヵ月間保育所送迎時間を工夫。その間は、昇給や昇進を据え置き、上司や同僚の理解を得るなどいくつかの難題もあった。
この奮闘記は、育児休業中に毎日新聞のホームページに連載された育児休業体験記「新米パパは育休さん」と同じサイトで「仕事と育児の両立」をテーマに連載されたものを加筆・修正して収録したものである。ここから「世の父親たちよ、育児を妻だけに任せないで、もっと我が子と関わろうよ」とよびかける。これから子育てに入る男性に特にオススメしたい本である。
(サンフォルテ施設サポーター記) |
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| タイトル |
パパの極意 仕事も育児も楽しむ生き方 |
| 著者・編者 |
安藤哲也 |
| 出版元 |
NHK出版 |
| 分類 |
家族 |
| 請求記号 |
367.3 ア |
最近、新聞やテレビ等で「イクメン」(育児に積極的に関わる男性のこと)という言葉がよく取り上げられるようになった。ちまたでは、父親を意識した「子育て情報誌」が多く出版され、保育園の送迎や、小学校の行事に参加する父親もずいぶん増えた。「育児を楽しみたい」と思っている若い父親が確実に増加しているということだ。そうした時代の流れの中、著者は男性の子育て支援&父親の自立支援を目的としたNPO法人「ファザーリング・ジャパン」を立ち上げ、代表を務めている。町の本屋さんからIT企業まで数々の職種を経験した彼が、子育てをしながら過ごしてきた10年間に、感じたことや考えたこと、これから求められる父親像について、自分自身の人生とリンクさせながら、具体的に述べている。例えば、「仕事も子育てもひっくるめて、自分の人生を肯定し、楽しむ姿をできるだけ多く子どもたちにみせることが父親として大切」「人生は寄せ鍋みたいなもの。一度しかない人生だから、仕事、育児、PTA、趣味、ボランティア、夫婦の時間など、やりたいことはすべて鍋に放り込んで、味わい尽くしたい。つまり父親は人生という寄せ鍋の鍋奉行になるべき」など、経験者だから言える、心に響くコメントがいくつも並んでいる。
本当の意味で「父親を、子育てを楽しみたい」と思っていても、どうしたら楽しめるのか、その方法が分からないというのが、世の中の大半のお父さんの実態なのではないだろうか。「仕事も子育ても社会活動も趣味も何もかもひっくるめて人生を楽しむことができる、笑っている父親」になるために、ぜひ世のお父さんたちに、この実践的な一冊を手に取ってもらいたい。
(サンフォルテ施設サポーター記) |
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| タイトル |
未来につながるまちづくり |
| 著者・編者 |
上田玲子 |
| 出版元 |
彩雲出版 |
| 分類 |
郷土本 |
| 請求記号 |
T601.142 ウ |
著者は、富山県の旧福野町出身である。地元や井口村の商工会で経営指導員として勤務し、その間「福野ごっつお里いもまつり」・「いのくち椿まつり」などの地域おこし(まちづくり)や、未来を見据えた複合商業施設「ア・ミュー」の建設など、数々の企画や事業を行ってきた。この本には、自らの体験談や地域に対する熱い思いがぎっしり詰まっている。
地域おこしは「人づくり」である。自慢できる魅力的なまちにして、「まちを愛する人をつくる」ことであり、ご当地ならではの「顔づくり」をすることだと。そして、どういうまちにするかを明確にし、コンセプトをより魂(こだわり)を持って考え出すことだとも述べている。
近年、不況や大型量販店の進出でシャッター通りが目に付くが、全国各地には個性のある独自ブランドや新しいアイデアで再生したところも多い。地域住民が描いた未来のまちに向かって、ひたすら努力した結果であろう。「あきらめず成功するまでやり続けること」が、失敗をしない唯一の方法であると結んでいる。
地域おこしの考え方を「会社」に置き換えると、「起業」につながるのではないか。福野町商工会を定年退職後、以前手がけた「ア・ミュー」の一角に総合コンサルティング会社を起業している上田さん。これから「起業」や「地域おこし」をしようと考えている方にはぜひ読んでいただきたい。きっと力が湧いてくるだろう。
(サンフォルテ施設サポーター記) |
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